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しあわせゆき №3

 カズマは電車に何事もなく乗った。けれども心の中はどんよりしていた。部活でいつもよりもたくさんしかられたのだ。けれど別にただいつもより多くしかられただけであって、普通に部員がしかられてもおかしくないぐらい。けれどもカズマにとっては重いものだった。他の部員はしかられると、友達とひどく愚痴ったりしている。または練習してこなしてしまう。けれどカズマにはどちらもできなかった。それがカズマなのである。「おまえはどうにもならんやつだ」、顧問の先生にそう言われた。その言葉がずっと心の中に今も響いている。

「中田駅ぃ、中田駅ぃ――。」

そんなアナウンスが流れた。カズマが降りる駅はこの次の次だ。カズマはずっと電車に乗っていたいと思った。終点まで、いや、途方もなくずっとずっと。

                     つづくsoccer

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