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40 大丈夫じゃない・・・

「おれら、これから一体どこ行くんだ?」
すると急に西嶋はそんな発言を。確かに西嶋は全くも
って何もかもを分かっていなかった。佐々木の発言上、女子と関わることはまず分かった。しかし、他のことは日付と場所ぐらいだろう。
「西嶋そんなんでよく金とか持ってこれたなぁ。」
そんな西嶋にびっくりしたように三浦は言う。
「あっ、あぁまぁ・・・・・・。」
そんなぼやけた返事をする西嶋。どうやら深いことをしっかりと分かっていなかったのは西嶋のみだったらしい。
「確か遊園地に行くんだよね・・・・・・。」
川村が自信なさ気にそう言う。一体どうしてこういう発言になってしまうんだか。川村自信も少し反省している部分がある。
「そうそう。マリンマリンマリンランドだろ?」
そして三浦がそう付け加える。
「何それ。」
西嶋には全く知ることもない場所だった。
「あぁ、それならここの隣町にできたやつでしょ?」
すると紫がそう話に突っ込む。どうやら紫はその遊園地のことを知っているらしい。佐々木がセレクトしたのもなんとなく分かってきた。
「ふぅん。紫ってここらへんの人なんだぁ。」
すると三浦がそう納得するような表情を見せる。
「えっ、な、何で!?」
紫はびっくりした表情でそう三浦を見た。それも紫は図星だった。たった一文で三浦があんな発言をしたのだ。不思議でならないのも動揺するのも無理はない。
「だっておれ、隣町の隣町に住んでるけど全然知らない場所だもん。知名度結構低いとこだと思うし・・・・・・。」
三浦が不思議そうにそうこたえる。紫だけではない。他の四人だって三浦の発言には驚いた。確かに少しは想像が出来る推測かもしれない。けれど普通今、自信を持ってあんなことを言い出すことはまずないだろう。
「そ、そう・・・・・・。」
紫はなんともいえない表情でにっこりしている三浦にそう言った。
「ま、よろしく。」
三浦に全く不自然なところはない。もしもこれで何かたくらんでいて裏があるならば、三浦は相当怖い存在となるだろう。しかし、三浦にそんなことはなかった。こいつはただの純粋な男だ。裏でもあるような危ない人間ならば、佐々木が代理で頼むだなんてことはないだろう。
「蘭ちゃん、そこってどこにあるのぉ?」
田村が首をかしげながらそう言う。
「有松よ。隣町っつったら有松か横塚しかないでしょうが。」
「あぁ!そっかぁ。」
そして二人がそう交わし終えると、六人は切符を買うのだった。
 それからそれから・・・・・・。
「すみれ、そっちじゃない。」
駅のホームに向かって先頭を歩く田村にそう声をかける紫。そして田村の足が止まる。そしてみんなのほうへと振り返る。
「あれっ?そうだっけ?有松だよねえ・・・・・・?私、方向音痴だからなぁ。」
苦笑いで田村はそう言う。そしてみんなも苦笑いで返す。けれど少し田村の苦笑いとは違い、少し引く感じの。
「でもそれって大変だよね。」
「そうそう!そうなんだよ!」
「地図があればいいっていう問題じゃなかったりもするし・・・・・・。」
「そうなんだよねぇ。」
けれど川村の発言により、何とかこのいやな空気を乗り越えることができた。
「こっちだよな。」
「そう。確認するほどのことでもないわよ。」
「あっ、だな・・・・・・。」
このとき西嶋は紫と合わないような気がした。
「遊園地かぁ。久しぶりだぁ!」
そしてそんなことを言っている篠木とも西嶋は合わないような気がしていた。そして(大丈夫かおれら!?)と、そんなことも思っていた。

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